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フュートレック

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アナリストレポート

基本情報

特色 音声認識技術のライセンス提供 市場名 東証マザーズ

事業内容(レポートより抜粋)

フュートレック(以下、同社)は、スマートフォンやカーナビなどで採用が進む音声認識技術のライセンスをコアに、人手による翻訳ノウハウを活用した機械翻訳技術や、音声認識と機械翻訳を融合させた音声翻訳技術のシステム販売、CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)ソリューションなどを展開している。

事業セグメントは音声認識事業やCRMソリューション事業などの「ライセンス事業」と、15/3期の下期に買収した「翻訳事業」に加え、近年需要が増えているインバウンド向けサービスやイベント向け翻訳コンサルティング等の国際事業から成る「その他事業」の3事業で構成され、このうち音声認識事業を擁するライセンス事業が売上高全体の50%超を占めている。

コアビジネスの音声認識事業は、NICT(独立行政法人情報通信研究機構)及びATR(国際電気通信基礎技術研究所)の技術をベースとしたライセンスビジネスで、大口顧客はNTTドコモ(9437東証一部)などの通信キャリアが上位を占めている。

音声認識事業の収益は、1)契約一時金等のイニシャルフィー、2)ライセンス提供商品のモデルチェンジなどで不定期に発生するカスタマイズフィー、3)ライセンス提供商品の売上高に応じて受け取るランニングロイヤリティなどに分けられる。

したがって、当該分野の持続的成長には音声認識事業のライセンス提供先を、スマートフォンなどの通信業界に限らずカーナビなどの自動車関連業界等に拡げることや、音声認識と機械翻訳を融合させた音声翻訳などの新規事業創出など、事業領域とライセンス提供先の拡大によるランニングロイヤリティの積み上げが欠かせないと考えられる。

(2016年6月10日時点)

沿革(レポートより抜粋)

同社は00年にシステムLSIの受託設計を目的に設立され、01年には携帯電話用音源ビジネスに参入した。02年にメモリースティックROMの製造及び販売権を取得したほか、04年にはパナソニックから3D音響 IP(Intellectual Property)ライセンス利用の許諾を受け音源事業の基盤を構築した。

05年に NTTドコモと音源利用許諾契約を結ぶとともに、大手予備校の模試向けメモリーカード書込みを受託するなど、業容拡大に向けた事業基盤の整備を進め、同年12月に東証マザーズへ上場した。

06年には NTTドコモと資本及び業務提携を結ぶとともに、ATR(国際電気通信基礎技術研究所)と音声認識技術の利用に関する業務提携を締結した。07年にATRの研究成果を商業化する ATR-Trekを子会社化(持株比率 66.0%)し、これによって同社は ATR の音声認識に関する特許の非独占的使用権を獲得したうえ、NTTドコモへの音声認識サービス提供並びに ATR-Trekの音声翻訳サービスをスタートさせた。

09年には日立グループや NTTドコモが主要株主のカナック社からライセンス供与を受けた「使いかたナビ」と、音声対話技術の「音声クイック起動」を NTT ドコモへ提供するなど、音声認識関連サービスのラインナップを充実させている。

11年にイズ社(現在100%子会社)とその子会社スーパーワン(現在の持株比率92.5%)の買収で顧客情報管理ソフト販売のCRM ソリューション事業を立ち上げたほか、池田泉州ホールディングス(8714東証一部)と共同開発の「業務日報ソリューション」の販売に乗り出したほか、12年にはNTTドコモのスマートフォンアプリケーション「しゃべってコンシェル」に音声認識エンジンを提供している。13年にはパイオニア(6773東証一部)のカーナビやパナソニックのエアコン操作用アプリケーションに同社の音声認識エンジンが採用されるなど、他業界への展開が進み始めた。

(2016年6月10日時点)

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