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ビリングシステム

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アナリストレポート

基本情報

特色 ネット決済サービス専業 市場名 東証マザーズ

事業内容(レポートより抜粋)

ビリングシステム(以下、同社)は、インターネットを利用し、企業の決済業務とキャッシュフローの効率化をサポートしている。具体的には、企業の決済等に必要な決済情報を伝達する情報処理機能や付随する支援機能を備えたシステムを保有して金融機関等との接続機能を持つ決済プラットフォームを構築し、ASPサービスとして提供している。サービス別では、クイック入金、代金回収・収納代行、送金代行(以上を合わせて決済支援事業とも称する)、ファイナンス他、その他に分けられている。

クイック入金サービス(14/12期売上構成比19.8%)は、インターネットを利用した株式の売買、為替及び金融先物取引に付随する銀行口座、証券口座(証拠金口座)間の資金移動をリアルタイムでサポートするサービスである。主にFX取引を扱う金融業者向けに、投資を行う顧客の資金決済をサポートしており、データ処理件数に応じた従量料金を売上高に計上している。システム開発費用が大きいものの、開発後のランニングコストは低く採算性が高い。競合会社がない背景としては、金融機関とのシステム連携には専門的な知識や経験が必要なことや市場規模が小さい故に参入しようという企業がそもそも多くないことなどが考えらえる。

代金回収・収納代行サービス(14/12期売上構成比70.6%)は、不特定多数の利用者からコンビニエンスストアやクレジットカード各社、インターネット振込み等の決済手段により代金を回収する損害保険会社や通信販売事業者などに対し、それぞれの集金方法での集金状況をリアルタイムで一元管理するサービスである。損害保険業界を例にとると、全国の代理店から集金した保険料を取りまとめ、各保険会社の指定口座に送金する手数料を売上計上している。競合先はGMOペイメントゲートウェイ(3769東証一部)やウェルネット(2428東証一部)などである。参入障壁は高くないと思われるものの「棲み分け」がなされており、同社のサービスは損保業界のデファクトスタンダードとなっている。

送金代行サービス(14/12期売上構成比6.4%)は、企業が行う複数の取引先への一括送金業務の効率化をサポートしている。足元では給与振込等の顧客が増加している。

ファイナンス他サービス(14/12期売上構成比0.6%)は、同社が提供している決済支援事業の顧客を対象に、蓄積された決済データに基づき、企業の回収期日と支払い期日との間に求められる資金需要に対して、金融事業者と連携して資金繰りを支援する事業である。

その他サービス(14/12期売上構成比2.6%)の主な業務は、公共料金等支払い代行サービスである。大和ハウス工業(1925東証一部)グループの賃貸住宅管理会社である大和リビングへのサービス提供から始まった業務で、大和リビングの全国の管理物件の共用水道の料金支払いについての業務を同社が受託している。大和リビングに対するサービス提供を実績に横展開が図られている。

(2015年4月10日時点)

沿革(レポートより抜粋)

同社は現江田社長が2000年6月に設立した。翌01年には、ジャルカードと提携し、日本航空のチケットレスサービスを対象とした、郵便貯金による資金回収手段の提供を開始。02年にジャパンネット銀行を利用した消費者金融向けの支払いサポートサービスを開始。ジャパンネット銀行は三井住友系インターネット銀行だが、ネット系銀行のパイオニア的立場から事業提携先となった。同年、証券会社向けクイック入金サービスを開始した。04年には損害保険各社の自賠責保険の共同システム「e-JIBAI」を対象とした収納代行サービスを開始。この収納代行サービスを汎用サービスとすべくエヌ・ティ・ティ・データと業務提携契約を締結。08年3月に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。

収納代行業務の委託先エヌ・ティ・ティ・データの子会社トランスファーネットをエヌ・ティ・ティ・データから株式の一部を10年に譲り受け連結子会社(出資比率:同社 49.4%から 66.0%へ、エヌ・ティ・ティ・データ 50.6%から 34.0%へ)とした。
同社の経営理念は公表されていないが、経営戦略として、「私たちは決済情報に基づいた業務処理の効率化を図るマネーチェーン・マネジメントの思想のもと、企業のあらゆる決済業務を支援いたします。」を掲げている。

(2014年3月31日時点)

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