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イーブックイニシアティブジャパン

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アナリストレポート

基本情報

特色 電子書籍配信事業のパイオニア 市場名 東証一部

事業内容(レポートより抜粋)

イーブックイニシアティブジャパン(以下、同社)は、①著者及び出版社から書籍等の版権の許諾を受け、②これを電子化し、③独自運営する書籍販売サイト「eBookJapan」、もしくは販売提携しているポータルサイトを通して、④一般個人向けに販売している。同社は電子書籍業界ではパイオニア的存在であり、業界最大規模の品揃えを誇るコミックを中心に一般書籍にも取扱対象を拡大しており、総合電子書店No.1 を目指している。

購入者(ユーザー)は、会員登録後に同社が運営する電子書籍販売サイトでコンテンツを検索、デバイス等に電子書籍をダウンロード、もしくはブラウザで見る権利を購入し、代金を支払う。好きな本を好きな時に購入して読めるという利便性と物理的な保管スペースが要らないことが、ユーザーに支持されている。

電子書籍のライセンスは、手塚プロダクション、講談社、小学館、白泉社、秋田書店、集英社等コミック大手から受けている。但し、ライセンスは、同社だけに出版が認められるというものではなく、殆どの場合版権保有者は同社以外の企業にもライセンスを提供している。

同社の電子書籍作品数は、15年7月末385千点(前年同月末比60.7%増)、うちコミックは132千点(同28.0%増)と全体の34.5%を占めている(図表1)。コミック取扱冊数は同社調べで業界トップである。電子書籍の総合書店を目指している同社は一般書籍の品揃えに注力しており、総合図書は11年1月末の5千点から15年7月末は233千点へと拡大してきた。

同社は、電子書籍の読み易さの向上に尽力している。電子書籍閲覧用アプリケーションが不要な「ブラウザ“楽読み”」サービスにより、コミックは既にストリーミング形式で速やかなページ表示を実現している。今般、画像型書籍のコミックだけでなく、テキストデータで表示文字の大きさを変更できるリフロー型書籍の総合図書にも「ブラウザ“楽読み”」サービスを適用した。15年8月6日現在93,249点の総合図書に適用されており、15年内にはほぼ全ての総合図書に適用される見通しである。

(2015年10月16日時点)

沿革(レポートより抜粋)

現取締役会長の鈴木雄介氏が創業者。同氏は小学館に入社後、各種雑誌の編集長をつとめていた。1998年に「電子書籍コンソーシアム」に出版社、書店、通信キャリア、メーカーなど約150社とともに参画し、電子書籍の実証実験を行った。その後、事業推進のために小学館を退社し、この間培ったノウハウや人脈を活用して、2000年5月に電子書籍配信を行う目的で同社を設立、代表取締役社長に就任した。「電子書籍業界でイニシアチブを取り、業界をリードし発展させたい」との思いから、現社名をつけた。

当初はパソコン向けを中心に配信したが、09年から普及期にあったスマートフォン及びタブレット端末向け配信にも注力し、飛躍の礎を築いた。この間、03年にYahoo!コミックへコンテンツの提供を開始し、04年には講談社、06年には小学館、11年には白泉社など次々に大手出版社と契約を締結し、コミックを中心とする電子書籍配信事業を本格的に拡大した。現在は同社が単体で事業を営んでいる。11年10月には、東京証券取引所マザーズに上場。13年10月に東証一部に市場変更となった。

同社は、14年6月6日付けでトキオ・ゲッツ(以下、トキオ)を子会社化(議決権所有割合60.0%)したことに伴い、15/1期第2四半期より連結財務諸表を作成している。第2四半期は貸借対照表のみがトキオの連結子会社化を反映しており、第3四半期の損益計算書からトキオの業績が反映されている。

また、15年5月上旬にオンライン書店を経営しているブークスと漫画家及び作家向けの新しい制作及び配信システムを手がけているマグネットを子会社化した。

(2015年05月15日時点)

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