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メディアドゥ

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アナリストレポート

基本情報

特色 電子書籍の流通を担う三大卸の一角 市場名 東証一部

事業内容(レポートより抜粋)

メディアドゥ(以下、同社)は「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人へ」を事業理念に、電子書籍や音楽・映像などデジタルコンテンツの取次事業(卸事業)を展開している。このうち電子書籍の取次では、大日本印刷(7912東証一部)系列のモバイルブック・ジェーピー社や出版デジタル機構社とともに三大取次事業者の一角を占めている。

同社事業セグメントは、出版社等から仕入れたコンテンツの電子化と電子書店向け配信等の「電子書籍事業」と、モバイル端末向け音楽・映像配信の「音楽・映像事業」、人気コミックのソーシャルゲーム配信に特化した「ゲーム事業」、電子書店向け広告等の「その他事業」の4事業で構成されている。同社は成長が続く電子書籍事業に経営資源を投入する一方、仕入販売の音楽・映像事業並びにゲーム事業は自然体で臨む方針である。

成長を牽引する電子書籍事業は、年度ごとの売上高が業績を左右するフロービジネスと推察される。取次事業者の一般的な事業特性から、同社のKPI(業績指標)は取引電子書店数や取次出版社数、コンテンツ流通量などが挙げられるものの、これらの定量的な数値情報は公表されていない。直近の大まかな規模感として、販売先の取引電子書店数は通信キャリアや大手SNSなど100社以上、コンテンツ仕入れ先の取次出版社数はコミック大手を中心に600社以上に達する模様である。

同社の戦略的な特徴は、1)電子書籍市場で競合が少ないB to Bビジネスに軸足を置きながら、2)提携関係にある大手SNSの集客力を活用してコンテンツ流通量を拡大させるとともに、3)アライアンスでリスクを抑えた新規事業展開などが挙げられる。

(2016年5月13日時点)

沿革(レポートより抜粋)

同社の前身は、社長の藤田恭嗣氏が大学在学中の96年に設立した携帯電話販売のフジテクノ社である。「iモード」などデータ通信の本格始動を見据えて99年にメディアドゥを設立し、01年にはメディアドゥを存続会社に両社を合併した。

同社は00年にデータ圧縮でパケット料金を抑える「パケ割!」を開発してインターネット事業に参入し、03年には携帯電話販売事業を売却。04年に音楽配信事業の「着うた」、05年には「着うたフル」のサービス開始でデジタルコンテンツ配信事業に軸足を移した。

同社は06年にコンテンツ配信システム「md-dc」の開発と、フィーチャーフォン向け電子書籍配信サービス開始で電子書籍分野に参入した。07年には電子書店やコンテンツプロバイダー向けに、md-dcと電子書籍ストアシステム「MDCMS」で構成される電子書店プラットフォーム「CAS(Contents Agency System)」の提供を開始した。10年からは業界に先駆けてスマートフォン向け電子書籍を展開している。

12年以降はソフトバンク(9984東証一部)やベストクリエイト社にアライアンス/プラットフォームサービスを提供、13年からはLINE社の「LINEマンガ」向けコミック配信サービスの独占提供を開始した。13年11月東証マザーズに上場した。

14年に入り5月に電子図書館プラットフォーム世界最大手の米OverDrive社と業務提携を結んだほか、定額でドキュメント共有サービスを展開する米Scribd社と戦略提携を発表した。10月にはLINE、講談社、小学館とともにLINEマンガの海外展開に向けた合弁会社LINE Book Distribution(出資比率24%の持分法適用関連会社)を立ち上げ、新事業の電子図書館と海外展開への準備を進めている。

16年2月、同社株式が東京証券取引所マザーズ市場より東京証券取引所第一部銘柄に指定された。

(2016年5月13日時点)

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