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エンカレッジ・テクノロジ

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アナリストレポート

基本情報

特色 内部統制に役立つシステム証跡管理ソフトと保守サービスが両輪。顧客は金融など大手が多い。 市場名 東証マザーズ

事業内容(レポートより抜粋)

エンカレッジ・テクノロジ(以下、同社)は、独立系のソフトハウスであり、オリジナルのパッケージソフトウェアを中核に開発から運営、保守サポートまでをワンストップで行っている。具体的な業務内容は以下の通りである。

(1)情報システムの運用管理、セキュリティ対策及び内部統制注1に資するパッケージソフトウェア製品の開発及び販売(フロービジネス)
(2)同社製品の保守サポートサービス(ストックビジネス)
(3)製品導入に係るコンサルティングサービス(フロービジネス)
(4)同社製品を活用したSIO注2常駐サービス(ストックビジネス)

(1)パッケージソフトウェア製品の開発及び販売(売上区分名称はライセンス) 同社は、企業や官公庁の情報システムを運用管理するシステム管理者の業務をサポートするパッケージソフトウェアを自社で開発し販売している。顧客への直接販売が多いが、同社がカバーしきれない顧客や大規模システムへの組み込み案件、入札案件についてはシステムインテグレータ等の販売代理店を通じて、金融機関や情報サービス業等の企業及び官公庁に販売している。

同社の製品は、顧客企業の情報システムにインストールされ、システム管理者の不正操作や操作ミスによる情報漏洩やシステムトラブルを防ぎ、システムが24時間365日安全に稼働することを側面からサポートしている。パッケージソフトウェア製品の売上高は、顧客企業のシステムにインストールされる数量(クライアント端末単位)に応じて、製品の使用権許諾料(ライセンス収入)が生じる仕組みになっている(フロービジネス)。

既存製品のクラウド化注3に取り組んでおり、15年1月よりクラウド型サービスの提供を開始した。
主要製品は以下の通りである。

①ESS REC(略称 REC)
同社の主力製品であり、ライセンス収入の約7割を占めている。システム証跡の点検及び監査ツールであり、システム運用担当者が行った操作内容を記録し、システム操作の点検及び監査を行うことで不正操作や誤操作のリスクを低減する。動画とテキストによる克明な記録と、検索及び分析などの監査対応機能により他社製品との差別化を図っている。

株式会社ミック経済研究所の調査注4によると、14年度の「システム証跡監査ツール」市場において、RECのシェアが67.5%となり、6年連続でトップシェアを獲得している。

②Encourage Super Station(同ESS)
システム全体の監視や障害を総合的に把握する製品である。各システムの稼働状況を統一された監視画面で表示し、システム管理者による監視や障害対応を効率化するものである。

③SS AutoQuality(同EAQ)
システムの変更時に、システム管理者の誤操作によるシステム障害を防止するために、システム変更の作業手順書どおりに、変更された作業内容を自動的に実行するソフトウェアである。

④ESS AdminControl(同EAC)
システムの運用管理上、オールマイティの権限を付与されたシステム管理者(特権ID)のアクセスを、パスワードのシステム制御により管理する製品である。
⑤ESS AutoAuditor(同EAA) システム運用管理者によって行われていた、特権IDの申請内容と実際の作業及び操作内容との突合作業を自動化する製品である。
上記の製品群を単品あるいは組み合わせることによって、顧客企業は情報システムのセキュリティを確保し、内部統制を強化することが可能となっている。

(2)保守サポートサービス
同社のパッケージソフトウェア製品は、顧客(企業や官公庁)の情報システムにインストールされ、当該システムが稼働する限り、継続的に使用される。

ライセンスを購入した多くの顧客は、OSのバージョンアップ及び新機能の追加などに対応した改良版の無償提供を受けるために、同社と保守サポートサービス契約(年間契約)を締結する。サポートサービスには、改良版の提供に加え、製品の使用方法に関するQ&A窓口対応や、システム環境に起因するトラブルへの対応、製品情報の提供や問題解決の助言等のサービスが含まれる。
保守サポートサービス契約においては、ライセンス価格の一定率(定価の20%)を契約時に受け取る。契約更新率(=当期に継続された契約の保守サポートサービス売上÷前期の保守サポートサービス売上)は過去6期ともに90%以上の高い水準で安定している。

(3)コンサルティングサービス及び(4)SIO常駐サービス
同社製品はパッケージソフトウェアであり、製品の導入に伴うインストールや導入時のオペレーション教育、製品を顧客が有効に活用するためのアドバイザリーサービス等のコンサルティングサービスも提供している。また、製品の導入効果を高めるとともに、顧客ニーズを次の製品開発に反映するために、同社の社員が顧客企業のシステム運用現場に常駐し、同社製品を使用したIT統制管理業務を行う受託サービス(SIO常駐サービス)も提供している。

(2016年1月15日時点)

沿革(レポートより抜粋)

現社長で創業者の石井進也氏が、複数のソフトウェア開発会社に勤務後、日本における運用管理パッケージソフトウェアの成長性と、製品の有用性に着目した。丸山良弘氏(現代表取締役専務:CTO)らとともに、セキュリティ・パッケージソフトウェアに特化したシステム開発及び販売企業として、NTTグループの出資も仰ぎ、02年11月に同社を設立した。

創業以来、セキュリティ及び内部統制管理パッケージソフトウェアに特化し、開発、販売、保守・サービスまでを一貫して行うことにより事業を拡充してきた。13年12月11日に東京証券取引所マザーズに上場した。

(2015年7月10日時点)

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