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3698 東証グロース(情報・通信)

CRI・ミドルウェア

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

ゲームソフト開発を効率的に行うために欠かせないミドルウェアを提供

CRI・ミドルウェア(以下、同社)は、ゲームや遊技機の開発をスムーズかつ効率的に行うためのミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」を開発、提供している企業である。

同社のミドルウェアを使用することで、アプリケーションソフトウェアを開発するエンジニアは、設計段階での工程短縮、及び最終段階でのデバッグ注3期間の短縮等が可能となり、効率的に開発することが可能となる。また、エンジニアがハードウェアやOSの違いをあまり意識せずに開発できるようサポートする役割もあり、同一のアプリケーションソフトウェアを異なるハードウェア向けに開発する際にも工程短縮に貢献する。

同社は、海外展開も行っており、同社ミドルウェアの販売及び、顧客サポートを事業内容とした子会社がアメリカの拠点として運営されており、同社の今後の成長戦略の一端を担っている。

同社は、国内では唯一の音声及び映像関連のミドルウェアを専門に提供している企業である。

同社は音声や映像分野において、①音声や映像データの圧縮、②CPUへの負荷を抑えつつ音声や映像を再生、③複数の音声や映像、動画等を開発エンジニアの意図通りの再生・合成、④異なるハードウェア間で単一のデータを極力変更することなく転用できるといった点で優れた技術を有している。

ゲームソフト開発用のミドルウェアには、音声や映像以外にも様々なミドルウェアが存在するが、同社がカバーしていない領域については、他社と補完関係になることで、同社の強みを活かしつつ住み分けを図っている。

同社が提供するミドルウェアは、主に①音声関連、②映像関連、③ファイルシステム関連の3つに大別される。国内には同種の事業を行っている企業は存在せず、海外には各機能で競合する企業はあるが、映像及び音声を一体で手掛ける企業は見当たらない。

同社のミドルウェアは、それぞれ音声ミドルウェア「CRI ADX2」、映像ミドルウェア「CRI Sofdec2」、ファイルシステムミドルウェア「ファイルマジックPRO」と呼ばれ、統合して「CRIWARE」と呼んでいる。

(2017年12月8日時点)

沿革(レポートから抜粋)

同社の前身は、83年にAI、音声・映像技術、CD-ROMメディアの研究開発を目的に、CSK(現SCSK)の子会社として設立された株式会社CSK総合研究所である。

84年にCSK社が株式会社セガ・エンタープライゼス(現株式会社セガゲームス)に資本参加した後、セガ・エンタープライゼスが家庭用ゲーム機「セガサターン」を開発する際に、音声及び映像に関するハードウェアとソフトウェアの設計に技術協力を行ったのをきっかけに、ゲーム機向けミドルウェアの開発及び提供を行うようになった。

01年にセガ社が家庭用ゲーム機事業撤退を決め、経営再建を進める中で、同社はEBOにより、CSK・セガグループから独立を果たし、現商号で設立された。同時にマルチプラットフォームでのミドルウェア供給へと経営資源をシフトした。09年には、スマートフォン事業へ参入した。

13年4月に、現社長である押見正雄氏が社長に就任し、翌年11月に東証マザーズへの上場を果たしている。

(2016年7月22日時点)

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