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竹本容器

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アナリストレポート

基本情報

特色 プラスチック製包装容器専門メーカー 市場名 東証二部

事業内容(レポートより抜粋)

竹本容器(以下、同社)は、化粧品、食品、医薬品向けなどのボトルを中心とした容器の製造・販売を行っている。同社のビジネスを語るにあたり、「スタンダードボトル」がキーワードとなる。

化粧品会社などが、新製品用の包装容器を成形するためには金型が必要となるが、その際に、「ゼロから金型を作る」、「世の中に既に存在している金型を使う」という2つの選択肢が存在する。

独自の包装容器を用意する場合は「ゼロから金型を作る」ことになり、数百万円のコストと3カ月程度の時間が必要となる。新製品が売れて1つの型で大量の容器を作ることができれば、1個あたりのコストが安くなるというメリットはあるが、新製品が売れない場合には損失が大きくなる。

新製品のライフサイクルの短縮や、1製品あたりの生産の小ロット化の傾向が顕著になる中で、こうした新製品開発時のリスクやコストを軽減したいという需要は強まっている。その需要に対応するのが、「世の中に既に存在している金型を使う」という選択肢である。

同社は独自に金型を製作・蓄積しており、16年12月末時点で3,065型の金型を自社資産として保有している。その金型で生産される本体容器や、ディスペンサーなどの付属品を総称して「スタンダードボトル」と呼ぶ。同社のスタンダードボトルを使用することにより、顧客企業にとっては、金型製造がない分リードタイムの短縮や数百万円のコスト節約が可能となるほか、初期ロットを少量にすることによる新製品投入時のリスク軽減も可能となる。

同社は、新製品にどのような容器や付属品を使うかのコーディネート、金型投資、容器の量産までを自社で一貫して手掛けており、このことが、同社の最大の特徴となっている。顧客企業は、同社に包装容器の製造を依頼することにより、前述した金型投資の負担を回避できると同時に、リードタイムの短縮といったメリットを享受できる。

また、スタンダードボトルだからといって、見るからに汎用品のような容器になるわけではなく、容器本体と付属品の組み合わせや着色、印刷により、顧客の要望に応じたデザインに仕上げるような細やかなカスタマイズも可能である。仕様決定後、最短2週間での納品が可能とのことである。

(2017年4月28日時点)

沿革(レポートより抜粋)

同社の歴史は、現社長の竹本笑子氏の祖父である竹本茂氏が、義理の兄とともに、ガラス容器(再生瓶)の販売を開始した1950年にまでさかのぼる。創業の地は、東京・浅草の合羽橋である。創業の3年後の53年に法人化して同社設立となった。

高度成長期になりプラスチックが普及した63年にはプラスチック容器の販売も手掛けるようになった。この頃から自社ブランドを持つという目標のもと、プラスチック容器の金型投資が始まった。ただ、当時は自社で生産設備を保有していなかったため、保有する金型を成形メーカーに預けて生産を委託する事業であり、金型を保有する商社のような立ち位置にあった。

同社が自社で生産をするようになったのは、86年以降である。

2代目の竹本雅英氏の社長在任期間は1989年~2004年である。バトンを受けた後の92年には、生産拠点を茨城県の結城事業所に集約したほか、96年には上海子会社を設立して、中国進出の足掛かりをつくった。

竹本雅英氏の強い意向により、早い時点で事業承継が行われ、3代目の竹本笑子氏に社長がバトンタッチされたのは、竹本雅英氏が54歳の時である。

3代目の竹本笑子氏は、大学卒業後、国際証券(現・三菱UFJモルガンスタンレー証券)を経て99年に同社に入社した。経理部門、子会社、営業本部長を経た後、04年に取締役に就任し、同年に社長の座を引き継いだ。

竹本笑子氏は3人姉妹の真ん中である。姉は現在の常務取締役である深澤隆弘氏の妻である。妹の竹本えつこ氏は、中国子会社の総経理を経て、今は取締役企画開発部長として開発部門を率いている。典型的なファミリービジネスとして展開してきた同社であるが、総じて事業承継がスムーズに行われてきたと言えよう。

(2016年4月15日時点)

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