4377 東証グロース(情報・通信)
ワンキャリア
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事業内容(レポートから抜粋)
求職者と企業の双方に採用活動に必要な情報を提供し採用満足度の向上を図る
ワンキャリアは、「人の数だけ、キャリアをつくる。」をミッションに掲げ、求職者と求人企業に対して様々なキャリアデータを提供して求職者の就職活動を支援するとともに、企業の採用活動や人事業務のDX化推進を支援するキャリアデータプラットフォーム事業を行っている。
ワンキャリアは、キャリアデータプラットフォーム事業の単一セグメントであるが、売上高は採用DX支援サービス、マーケティングアライアンス、その他に分類されており、採用DX支援サービスが23/12期の売上高の79.9%を占めている。
採用DX支援サービスでは、キャリアデータを活用した1)求人メディアの運営とワンキャリアクラウドの提供、2)採用ソリューションの提供を行っている。
(2024年3月8日時点)
沿革(レポートから抜粋)
ワンキャリアの創業者で現代表取締役社長である宮下尚之氏は、大学在籍時にファッション業界や化粧品業界のプロモーション、それに付随するイベント企画などのビジネスに携わり、リーマン・ショック以降は悪化した大学生の就職環境を改善するために学生団体を立ち上げて企業説明会を誘致することにも取り組んだ。
大学卒業後、外資系消費財メーカーであるマース ジャパン リミテッドに10年3月に入社し、同年7月にイベント企画や新卒採用支援を行うトライフを設立した。
トライフは、学生時代に行っていたビジネスの延長で、経営は大学の学生に任せ、宮下氏は、マース ジャパン リミテッドでブランドマーケティング業務やインターネットチャネル戦略の立案などに携わった。
マース ジャパン リミテッドを退職後、宮下氏はトライフで新卒採用支援業務を行うなかで、就職活動における就活生の体験情報などを集約したデータがなく、これからは口コミによるデータが重要視される時代が来るという考えを持った。
その考えのもと、トライフの行っていた新卒採用支援に関するウェブ事業にフォーカスし、データを蓄積して活用するビジネスとして成長させるために15年8月にワンキャリアを設立し、同年12月にトライフが13年12月に提供を開始した「ONE CAREER」を事業譲受した。
尚、トライフはワンキャリア設立に伴いイベント企画などの事業も縮小し、19年に清算が終了している。
17年9月に有料職業紹介事業の許可を取得し、同年10月にトライフから全事業を譲受した。20年3月に「会社説明会 ONE CAREER LIVE」の提供を開始し、同年4月に「ワンキャリアクラウド」をリリースしてその後機能を拡張していった。
21年6月に中途採用支援メディア「ONE CAREER PLUS」のβ版をリリースし(正式リリースは同年12月)、同年10月に東京証券取引所マザーズ市場に上場した(市場再編に伴い現在はグロース市場に上場)。
(2023年4月28日時点)