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MRT

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アナリストレポート

基本情報

特色 インターネットを利用した医師の紹介サイトを運営 市場名 東証マザーズ

事業内容(レポートより抜粋)

MRT(以下、同社)は、医師紹介のウェブサービスを展開している。医師向けの人材紹介の中でも、非常勤医師紹介(スポット案件の紹介)を中核としている。

同社は2000年1月に、東京大学医学部附属病院の医師の互助組織を母体に設立された。そのため、大学の医学部の附属病院(以下、大学病院)に存在する「医局」と呼ばれる組織を中心とした医療現場の業務プロセスへの理解が深い。

医局は主任教授を筆頭に形成される組織で、大半の医学部の卒業生が医局員として属することになるのが慣例で、医局はその人事権を背景に、所属する医師のキャリア形成に大きな影響を与えてきた。04年の研修制度の法改正による医局の人事権の低下は、医局の医師派遣機能の低下につながり、医療施設にとっては医師の確保が経営課題となっている。

そうした中、ウェブサービスとして展開する同社の非常勤医師紹介は、従来の医局の機能を補完するサービスとして成長してきた。

同社は医療情報プラットフォームの提供事業の単一セグメントだが、売上収益は医療人材サービスと、その他のサービスに区分される。

医療人材サービスは、医師(非常勤、常勤)の紹介、看護婦や薬剤師等のコメディカル人材の紹介を行うものである。他社に対する競争力を有しているのは、主力の非常勤医師紹介であり、医療人材サービスの売上収益の大半を占める。

その他のサービスは、ネット医局、遠隔診療・遠隔健康相談サービス(ポケットドクター)、歯科医科クリニック情報プラットフォーム(医科歯科.com)、微量血液検査サービス(Lifee)、医療・ヘルスケア関連情報メディア(Good Doctors)等を提供している。

総合的な医療情報プラットフォームを目指してサービス領域が多様化しているが、今のところ、大学病院の医局の在り方をベースとした非常勤医師紹介が同社の主力事業である点は変わっていない。

(2017年9月15日時点)

沿革(レポートより抜粋)

00年1月に東京大学医学部附属病院の医師の互助組織を母体として、現取締役会長の冨田兵衛氏を中心に、有限会社メディカルリサーチアンドテクノロジーが設立された。同年に有料職業紹介事業の許可を取得して事業が始まった。

04年に一般労働派遣事業の許可を取得し、06年に有限会社から株式会社に改組しながら、陣容を拡大していった。医師紹介実績は07年4月に累計10万件、13年5月には累計50万件を超え、順調に拡大していった。

現社長の体制になったのは10年のことだが、その過程で創業者メンバーの1人と対立が生じ、取締役だった創業者メンバーは解任されることとなった。そのことを契機として、12年に2件(下記1と2)、13年に1件(下記3)の合計3件の民事訴訟を提起されており、14年12月の上場時点では、これらの訴訟を抱えていた(括弧内は原告)。

1. パワーハラスメントに関する民事訴訟(元システム担当従業員)
2. 役員解任に伴う損害賠償・名誉棄損に関する民事訴訟
(元システム担当取締役)
3. 労働契約上の地位確認に関する民事訴訟(元システム担当従業員)

上記3件は上場時の有価証券届出書に記載されているものだが、15年3月期決算短信の記載より、2の案件のみが係属している。

また、12年には個人情報流出が起き、上記民事訴訟の1つの原告でもある元システム担当従業員が逮捕される結果となった。

こうした事態は14年3月期決算にも影を落とす結果となった。

(2015年6月26日時点)

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