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ヤマシンフィルタ

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基本情報

特色 建設機械の油圧回路用フィルタのトップ企業 市場名 東証一部

事業内容(レポートより抜粋)

ヤマシンフィルタ(以下、同社)は、建設機械(以下、建機)の油圧回路に用いるフィルタ(以下、油圧フィルタ)のトップ企業である。国内の建機向け油圧フィルタ市場でのシェアは70%を誇る。日米欧の主要建機メーカーを顧客とし、建機メーカーの成長に寄り添ってグローバルに展開している。

建機の中で大きなウェイトを占める油圧ショベルは、油圧回路によって駆動される。油圧回路にとってフィルタは必要不可欠な部品であり、同社のフィルタが多く使われている。

高いシェアを支える競争力の源泉として、(1)フィルタの中核部品までも内製する開発力、(2)新車に搭載されるライン品と、交換部品としての補給品という二部構成になっている収益構造、(3)建機メーカーとの直接取引への販路集約という3点が挙げられる。

同社はフィルタ製造の単一セグメントだが、その用途により売上高は3つの製品分野に分類される。高いシェアを有する建機用フィルタは全売上高の約86%を占める。ただし、建機用以外の製品もある。

(2016年7月22日時点)

沿革(レポートより抜粋)

現社長の山崎敦彦氏の父である山崎正彦氏が1948年に創業した山信工業所が、同社の前身である。帆布(はんぷ)の縫製加工からスタートし、日本酒や味噌の製造時に使う?布(ろふ)を製造していた。ろ布は固体と液体が混ざったものを絞って液体だけを取り出す時に使われ、これが現在のフィルタにつながっていく。

その後、車両用のフィルタに進出した。50年に勃発した朝鮮戦争に伴い、GHQに採用されたことが契機である。56年には現在の会社につながる山信工業株式会社が設立された。

当初は自動車用のフィルタが中心で、一時期、自動車用が全売上高の約80%を占めていた(残り約20%が建機用)。自動車用は孫請けでの仕事であり、成長に限界があるという考えから、建機用に特化するという経営判断を下した。

山信工業所設立後、工場は東京の大田区(最初は本蒲田、後に大森南)にあったが、75年に佐賀工場を開設し、日本の生産拠点は佐賀となった。

フィルタに使う濾材(ろざい)の素材は紙であり、最初のうちは濾紙(ろし)メーカーから仕入れていた。しかし、仕入品では少量多品種の建機用には対応しきれないことから、ろ材の自社開発に踏み切った。その後、ガラス繊維を素材とするろ材も開発された。開発当初は建機にはなかなか採用されなかったが、建機の省エネ化やメカトロ化が求められるようになると、油漏れが少なく埃をよくとるガラス繊維のフィルタが脚光を浴び、00年にガラス繊維ろ材を使ったフィルタが製品化され、採用が進んでいった。

同社にとって最初の海外拠点は、85年のプラザ合意以降の円高局面において、生産コストを下げるために89年に設立したフィリピンのセブ工場である。セブ工場は今でも主要生産拠点として稼働している。また、95年に米国のシカゴ、96年にオランダのロッテルダム(後に10年に設立されたベルギーのブラッセルの販売拠点に統合)、01年にタイのアユタヤ、07年に中国の上海に現地法人を設立し、世界の建機メーカーへの拡販を進めていった。このことが、00年代に入って以降の建機の新興国需要への対応に伴う拡販につながっていった。なお、タイのアユタヤには02年に工場もつくったが、11年の大洪水で被災したために生産拠点としては撤退した。その結果、現在の海外の生産拠点はセブ工場に集約されている。

16年3月31日に東証一部指定銘柄となった。

(2016年3月31日時点)

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